专利摘要:
自動駆動機構を有する後視ミラー用のダンパが提供される。ダンパが、衝撃吸収又は振動低減を目的として、ミラーとそのフレームアセンブリとの間に設けられている。各ダンパはブラケットとボスとを備える。O−リング24などのポリマー接触材が、ブラケットの自由端に装着され、ボスに接触する。接触材の摩擦及び弾性特性などが、ボスに対するミラーの運動の減衰及び摩擦特性を決定する。
公开号:JP2011512291A
申请号:JP2010547003
申请日:2009-02-20
公开日:2011-04-21
发明作者:ファーマン,マイケル
申请人:マイケル ファーマン;
IPC主号:B60R1-06
专利说明:

[0001] 本技術は、ダンパに係り、詳細には、車両用ミラーダンパに関する。]
背景技術

[0002] 調節可能な電動又は手動の側視又は後視ミラーなどのミラーが自動車に取り付けられ、それによって、運転手は運転中に安全確認を行うことができる。これらミラーのあるものは場合によっては電気的に駆動され制御されている。ミラーは、それが取り付けられている車両が動いているとき振動することがある。振動は、運転手の視認性を低下させ、ミラーに使用されている部品、例えば車両上にミラーを支持するために用いられている部品又は電動ミラーを駆動又は制御するために用いられている部品を緩め更に次第に摩耗させることがある。振動を最低限に抑えることが望ましく、とりわけ、それはミラーに使用されている様々な構成部品を機械的に保護することに寄与する。]
発明が解決しようとする課題

[0003] 本発明の目的は、自動車に装着されたミラーの振動を最低限に抑えることである。]
[0004] 本発明の他の目的は、ミラー用のダンパを提供することである。]
[0005] ある実施形態では、本発明の目的は、調節可能なスプリングを有するミラーダンパを提供することである。]
課題を解決するための手段

[0006] 本発明をより良く理解するために、次いで、以下の図面を参照する。]
図面の簡単な説明

[0007] ミラーダンパを有するミラーの分解組立透視図である。
ダンパが視認できるミラーの断面図である。
スプリングが第1の位置にあるダンパの透視図である。
スプリングが第2の位置にあるダンパの透視図である。]
実施例

[0008] 本技術は、本出願人のオーストラリア特許出願第2007904749号に記載されている後視ミラーの変更形態であり、同出願は参照により本発明に組み込まれるものとする。]
[0009] 図1に示すように、電動(又は手動)駆動機構10を有する後視ミラーは、フレームアセンブリ12に装着されたミラーアセンブリ11を備える。ミラーアセンブリは、ミラーなどのための背面支持機構(要素)を備えることができる。フレームアセンブリは、ミラーアセンブリを除いて、後視ミラーの全ての部品を備えている。ダンパ13が、衝撃吸収又は振動低減を目的として、ミラー11とフレームアセンブリ12との間に設けられている。図示の実施形態では、ミラー11用のアクチュエータ14の両側(又は上及び下)に一つずつのダンパ13がある。各ダンパ13はブラケット15を備え、ブラケット15の一方の端は、ブラケット15をミラー11の背面に装着、又はそこと機械的に連結する任意選択の装着部16である。或いは、ブラケット15は、ミラーの背面支持要素と一体にすることもでき、従って別個の装着部16を無くすこともできる。この装着部16、又はブラケットの基部領域若しくは基部から(或いは他のやり方で)、直立部材又はビーム17がミラー11から離れる方向に延出している。直立部材17と装着部16とは互いに垂直であり得る。直立部材17はブラケット15の自由端18に向かって延出している。O−リング24などのゴム製接触材が自由端18に装着されている。接触材の摩擦及び弾性特性などが、接触材が当接するボス22に対するミラーの運動の減衰及び摩擦特性を決定する。接触材は、ブラケットと同じ材料でもよく、O−リング24などのより柔らかく取付け/取外し可能な部品であってもよい。小さなパッド、織物、若しくはフェルト、或いは他の材料を、この技術の個々の用途に必要とされる減衰特性に応じて使用することができる。必要なら、接触材に潤滑材を塗布してもよい。ゴム製接触材24は頭頂部(roof)21と自由端18との間に嵌め込まれている。] 図1
[0010] ダンパは、ダンパのどの構成部品がミラー又はフレームアセンブリと結合されるかに関係なく設置し又は使用することができる。即ち、ブラケット又はボスは、必要に応じて、どちらかのアセンブリに固締若しくは固着し、又は作り込み若しくはその一部とすることができる。]
[0011] 更に、スプリング20が、自由端18に隣接して配置された第1の、片持ち式頭頂部又はスプリング装着要素21と、第1のスプリング装着要素21に対向し、ブラケット15の基部領域上若しくはその近く又は装着部16上に配置された一つ又は複数のスプリング装着要素28、29とによって受けられ、それらの間に嵌め込まれる。]
[0012] 各ダンパ13は、ブラケット15と協働するボス22を更に備えている。ボスの材料は、特にボスの接触面の摩擦係数に関し、本技術の個々の用途に合わせることができる。ボス22は、フレーム12と一体にし、又はそれに装着することができる。この実施形態では、ボス22はフレーム12にねじ止めされている。各ボスは、中央の湾曲した傾斜路(又は「傾斜面」)23を更に有する。この傾斜路(ramp)23は、好ましくは、その幅33全体に亘り、且つその長さ34に沿って湾曲し、その結果、傾斜路23はほぼ凸状である。この構成は、ミラーの様々な方向の振動に適応している。傾斜路23の曲率は、ミラーの大きさ、及びダンパが対処するように設計された振動の大きさなどの因子に応じて変化し得る。好ましい実施形態では、湾曲傾斜路19は、一次元(one plane)で湾曲する場合には架空の円の円弧に対応し、複合湾曲が使用された場合は2次元(two planes)(例えば、球の一部分)である。]
[0013] 図2に示すように、ミラー11とフレーム12が組み立てられたとき、各ダンパ13のブラケット15とボス22とは互いに僅かにずれている(オフセットしている)。モータ又はアクチュエータなどの作動によるブラケットの移動が、接触材24をボスから離すほど大きいとき、ブラケット15の自由端18が傾斜面23と接触する。詳細には、自由端18は、必要な場合傾斜面23に接触するために、好ましくは湾曲した傾斜路接触面25を有する。溝26が傾斜路接触部25の下に形成されている。ポリマー接触材24が、好ましくは、この溝26内に固定されている。この実施形態では、溝は、ブラケットの自由端18に隣接して配置された外周溝であり、ゴム製接触材24はO−リングである。ミラー11が振動すると、ゴム製接触材24が傾斜面23に接触しそれに乗りあがる。接触材24の柔らかいポリマーと傾斜面23との間の摩擦がミラーの振動を減衰する。] 図2
[0014] この実施形態では、片持ち式頭頂部21は、ダンパ13が組み立てられたとき、頭頂部21の向きが傾斜面23にほぼ垂直になるように設けられる。第1のスプリング配置又は装着要素27が、頭頂部21からブラケット15の装着部16へ向かって延出する。第1のスプリング配置又は装着要素27はスプリングの一方の端部を受けている。第2及び第3のスプリング装着要素28、29が、装着部16上に互いに隣接して配置され、ほぼ頭頂部21及び装着要素27に向かって延出している。第2及び第3のスプリング装着要素は互いに隣接して配置され、それぞれはスプリングの反対側の端部を必要に応じて受けることができる。第2及び第3のスプリング装着部28、29は共に、異なる角度で傾斜面23に向かって角度が付いている。コイルスプリング20などの弾性部材を第1の装着要素27と第2の装着要素28との間に嵌め込み(図2及び3参照)、第1の位置を取らせることができる。弾性部材又は金属製コイルスプリング20を、別法として且つ任意選択的に第1のスプリング装着要素27と第3のスプリング装着要素29との間に嵌め込み、第2の位置を取らせることができる(図4参照)。スプリング20は、その位置に応じて、異なった引張り方をされ、傾斜面23に対して異なった角度になる。スプリング20の引張り方が異なることによって、異なる減衰力が実現される。従って、スプリング20は、ダンパが異なる引張力を扱えるように調節可能である。ミラーの振動特性に応じて、様々なスプリングを使用することができる。形状記憶を有する様々な他の弾性素材をコイルスプリングの代わりに使用することもできる。] 図2 図4
[0015] 図3及び4を参照すると、自由端18はフック状の端部を備えることができ、それによって、人間の指又は工具によって自由端18を容易に撓ませることができるようになり、従って、スプリング20を容易に挿入又は取り外すことができるようになる。本例では、直立部材17は、曲げることができる可撓ビーム状であり、それによって構造に可撓性をもたらす。直立部材17の外側30及び内側部分又はメンブレン(membrane)31は、超頭部21に隣接する首部位置32で互いに合わさる。ブラケット15は、直立部材と直立部材の基部との間の狭隘領域(狭くなった領域)又は逃げ領域で撓ませることができ、それによって、スプリング20を挿入又は取り外すことができる。ある実施形態では、更に、ブラケット15の基部領域と頭頂部領域との間に連結され、従ってスプリング20又は他の弾性付勢部材の両端を「跨って」配置されるアーチ型可撓補強弓形材35が存在してもよい。] 図3
[0016] ミラー11が振動すると、スプリング20が自由端18に対して力を加え、それによって、自由端18、及び、正常なミラーの動きの範囲ではゴム製接触材24が、傾斜面23にこすり付けられる。従って、フレーム12に伝達される振動が減少する。これは、フレーム12が支持する構成部品に伝達される振動を低減するのに役立つ。]
[0017] 本発明が特定の構造の細部を参照して開示されてきたが、これらは、例として提供されたものであり、本発明の範囲又は主旨を限定するものではないことが理解されるべきである。]
权利要求:

請求項1
ミラーアセンブリ用のダンパであって、可撓性ブラケット及びボスを備え、前記ブラケット及びボスは、前記ミラーアセンブリと前記ミラー用のフレームアセンブリとの間に配置され、前記ブラケットは自由端及び基部領域を有するビームを有し、前記自由端は第1の装着要素を有し、前記基部領域は第2の装着要素を有し、前記ブラケットは前記ボスに当接する接触材を更に有し、更に前記第1の装着要素と前記第2の装着要素との間に延在する弾性部材を備えるダンパ。
請求項2
前記接触材は、前記ブラケットが製作される材料より柔らかいポリマーである、請求項1に記載のダンパ。
請求項3
前記接触材はO−リングである、請求項2に記載のダンパ。
請求項4
前記ブラケットは第3の装着要素を更に備え、前記第2及び第3の装着要素はそれぞれ前記弾性部材の端部を受けるようになされ、前記弾性部材の反対側の端部は前記第1の装着要素によって受けられる、請求項1から3のいずれか一項に記載のダンパ。
請求項5
前記弾性部材はコイルスプリングである、請求項4に記載のダンパ。
請求項6
前記ボスは、前記接触材が乗る傾斜面を備える、請求項1から5のいずれか一項に記載のダンパ。
請求項7
前記傾斜面は湾曲している、請求項6に記載のダンパ。
請求項8
前記傾斜面は2次元で湾曲している、請求項7に記載のダンパ。
請求項9
前記ブラケット及び前記ボスは、それぞれ、必要に応じて前記ミラーアセンブリ又は前記フレームアセンブリに取り付けることができる独立した部品である、請求項1から8のいずれか一項に記載のダンパ。
請求項10
請求項1から9のいずれか一項に記載のダンパを一つ又は複数備える、車両用の後視ミラー。
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WO2009103117A1|2009-08-27|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
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优先权:
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